この記事を読んでいただいているあなた、フレンチブルドッグを家族に迎えられたのですね。ようこそフレブルワールドへ。
愛犬と楽しんでいる?
飼っていると、あることに悩みませんか……この記事を読んでいるということは、そう去勢・避妊手術です。愛犬の去勢手術を考えているとき、飼い主として不安になるのは当然です。「健康な体にメスを入れて大丈夫かな?」「性格が変わってしまったらどうしよう……」と、私も当時は悩みました。
今回は、私の総額15万円にものぼった衝撃の実体験を交えつつ、飼い主が知っておくべき「お金・リスク・術後のリアル」を、実体験を交えてまとめました。この記事が、あなたの決断を助ける判断材料になれば幸いです。
1.なぜ去勢手術をするのか?そのメリットと理由
やはり「手術」と聞くと、人間でも怖いイメージがありますよね。ましてや、言葉を話せない愛犬のこととなると「本当にメスをいれていいの?」って。飼い主として不安になるのは当然です。
私なりに調べてみると、「去勢は子供ができないようにするもの」というイメージが強いですが、それだけじゃなくて「愛犬に一日でも長く生きてもらう」ためのポジティブな選択でもあることが見えてきます。
やはり一番の目的は、「予定外の妊娠」を防ぐこと。特に多頭飼いしている飼い主は要注意。わが家では、一頭しか飼っていないのであり得ないのですが、いつの間にか授かっていたというのが珍しくないみたいです。
「まだうちの子は大丈夫」と思っていると危険です。わが家の愛犬も生後6か月を過ぎた頃、突然クッションに対してマウンティング(腰振り)をはじめました。初めて見たときは、正直「……気持ちわるっ!」と思い考えてみると、「体は子犬・フレブルなので筋肉質な体つき・顔がおっさんで真顔」でクッションに腰振りこれが原因でした(笑)。でも、その光景を見ながら「我が家の愛犬も思春期に入ったのだな」と実感したものです。
愛犬を飼っていると「わが子の赤ちゃんを見てみたい」という、その気持ちすごくわかります!しかし、現実として「専門知識のない家庭での出産」は非常に危険です。
- 母体への負担:出産は女の子にとって命がけです。難産など、最悪の場合は命を落としてしまうリスクも伴います。
- 法律の壁:意外と知られていないのが法律の問題です。「第一種動物取扱業」の資格がない人が子犬を販売するとこは、法律(動物愛護法)で禁止されています。これを知らずに販売や譲渡をしてしまうと、売った側も買った側も処分の対象になる可能性があるため、十分な注意が必要です。
「思いつき」でパパやママにするよりも、去勢・避妊手術をして本能のストレスから解放してあげるほうが、結果的に愛犬の幸せにつながるケースが多いみたいです。
愛犬の死亡原因でトップなのが「ガン」と「心臓病」とのこと。なんと、この2つだけで全体の死亡原因6割を超えていると言われています。
かつては感染症でなくなるケースが多かったみたいですが、ワクチンの普及や、高品質なフード、そして何より愛犬を「家族の一員」として大切にする生活環境が整ったことで、愛犬の寿命は飛躍的に伸びました。
人間と同じように長生きできるようになったからこそ、直面するのがガンのリスクです。しかし、去勢・避妊手術を行うことで、このリスクを大幅に下げられることがわかっています。
かかりつけの動物病院でも言われましたが、高齢犬に多い生殖器や乳腺のガンは、最初の発情期を迎えるまに手術を受けることで、将来的な発症率を200分の1まで抑えられるという研究結果もあるみたいです。
「手術した犬は、していない犬よりも統計的に長生きである」というデータは、こうした病気のリスクを未然に防いているからこそ。大切な家族と一緒に一日でも長く一緒に過ごすために、去勢・避妊手術は非常に有効的な手段となっています。
思春期を迎えた愛犬にとって、避けて通れないのが発情期に伴う本能的な行動です。去勢・避妊手術は、こうした飼い主さんを悩ませる「問題行動」の抑制にも大きな効果があります。
女の子(メス)の場合:生理の悩みとメンタルケア
女の子は通常、年に2回ほど発情期(女の子の発情期をヒートと言います)を迎えます。
- 衛生面のメリット:生理による出血がなくなるため、お気に入りのソファや絨毯が汚れる心配がなくなります。
- 精神的な安定:この時期はホルモンバランスの影響で、食欲が落ちたり、突然吠えたり噛みついたりと情緒不安定になりがちです。手術することで、こうした精神的なストレスから解放してあげることができます。
男の子(オス)の場合:マーキングや攻撃性のコントロール
男の子の場合、特に「家の中でのマーキング」や「外でのトラブル」を防ぐ効果が期待できます。
- オシッコの習慣:100%とは言い切れませんが、早い段階(性成熟前)で去勢を行うと、足を上げてあちこちにオシッコをする習慣がつきにくくなります。わが家では、すこし遅かったので(生後11か月)足を上げるときがたまにあり、ハイブリッドになりました。
- 性格が穏やかに:他のオス犬に対する攻撃性や、メスを追いかけようとする突進などの衝動が抑えられます。性格もマイルドになることで、結果としてしつけもしやすくなります。うちの愛犬は、術後の性格はあまり変わりませんでした。先生曰く、最初からとてもおとなしいタイプみたいで、噛まれないためにエリザベスカラーをつけることがあるみたいです。
特に、散歩中に何かに反応して突然走り出す行為は、交通事故などの多いなトラブルに直結します。去勢・避妊手術は、「愛犬の安全を守るためのブレーキ」の役割も果たしてくれるというわけですね。
いざ手術を決めたとき、次に気になるのが「いつ、いくらでできるのか」という具体的なポイントですよね。
おすすめの時期は「生後6か月~8か月」
病院で時期としては、最初の発情期が訪れる生後6か月から8か月頃がベストと言われました。「そんなに小さいうちに手術して大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、今の獣医療は技術が非常に進歩しています。安全面でも過度に心配しすぎる必要はありませんので、分からないことがあれば、まずは先生に相談してみるのが一番です。
費用の相場と入院の有無
費用やスケジュールは、男の子(去勢)と女の子(避妊)で少し異なります。
- 男の子(去勢手術):15,000円~30,000円程度 日帰りで退院できるケースがほとんどです。
- 女の子(避妊手術):45,000円~60,000円程度 お腹を開く手術になるため、数日間の入院(一般的に1~3日程度)が必要になることが多く、その分費用も加算されます。
病気の予防効果や、その後の生活のしやすさを考えると、長い目で見れば決して高くはな「投資」と言えるかもしれません。
助成金制度もチェック
このブログ記事を書いている時に知ったのですが、お住いの市町村によっては、獣医師会と協力して「助成金(補助金)」を出してくれる場合があるみたいです。私の住んでいるところではありませんでした(野良猫にはありました)。金額はバラバラですが、2,000円~8,000円ほど補助してもらえることもあるみたいです。少しでも負担を軽くするために、一度「(お住まいに市町村) 犬 去勢 助成金」で検索してみることをお勧めします。
ここまでメリットを中心にお話してきましたが、「良いことばかりで、本当にマイナス面はないの?」と疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
身体的なリスク(麻酔や術後の肥満など)以外で、よく議論に上がるのが精神的な面、つまり「人間のエゴで性を奪うのは、動物虐待ではないか?」という意見です。「自然のママが一番幸せなはずだ」という考え方は、一つの正解かもしれません。
しかし、私はこう考えています。もし繁殖を望まない場合、私たちは愛犬を異性から完全に引き離して生活させることになります。たとえ接触を絶ったとしても、彼あの中に備わった「本能」まで消すことはできません。
目の前に性の対象があるのに、人間の都合で一生我慢させ続けること。それこそが、愛犬にとって大きなストレスになるのではないでしょうか。
人間社会で共に生きるための「ルール」
この問題に正解はありません。考え方は人それぞれです。ただ、私自身は、去勢・避妊手術によって愛犬の感じるストレスが減り、病気を防いで長生きできるのであれば、それは決して「虐待」ではなく、「深い愛情に基づいた選択」だと信じています。
犬たちは今、人間社会に深く溶け込んで生きています。人間社会で共に安全に暮らしていくためには、どうしても守らなければならないルールがあります。
もし、そのルールを守ってもらうことさえ「虐待」だと言ってしまうなら、そもそも人間が犬を飼うこと自体が成り立たなくなってしまうのではないでしょうか。
あなたは、この問題についてどう考えますか?大切なのは、周りの意見に流されるのではなく、愛犬にとって何が一番の幸せなのかを、飼い主であるあなた自身が真剣に考えてあげることだと思います。
いろいろと悩みましたが、わが家は最終的に「去勢手術をする」という決断を下しました。一番の理由は、やはり少しでも長く元気に生きてほしかったこと。そして、本能によるイライラやストレスをできるだけ取り除いてあげたかったからです。
さて、決意を固めたわが家でしたが、ここから本当の闘いの始まりでした……。ここからは、実際に手術を受けるまでにわが家が直面した、驚きと悲劇の連続(笑)についてお話ししたいと思います。
2.わが家の去勢手術代は総合計15万円:手術ができない!わが家を襲った「拾い食いの」悲劇
去勢手術の一般的な費用は15,000円~30,000円程度。わが家の手術費用自体も3万円ほどでしたが、最終的に支払った総額はなんと約172,469円にまで膨れ上がりました。
なぜ、これほどの高額になってしまったのか……。その理由は、フレブルの子犬ならではの「拾い食い」によるトラブルがありました。
短頭種にとって「胃の中の異物」は死を意味する。
すべての始まりは五月の下旬。先生から告げられたのは
「胃の中に異物が入っていると、麻酔から目覚めるときにそれを吐き、気管に詰まらせて窒息死する恐れがあります」
鼻が低く気道が特殊なフレブルにとって、麻酔時の嘔吐は命取り。そのため、胃の中を完全に空っぽにしない限り、手術のGOサインは出ませんでした。
終わらない延期、積み重なる出費……わが家の悲劇
血液検査など(少し腎臓の数値が高いといわれました)をおわり、先生が「レントゲンを撮りましょうか」という先生の言葉。それが恐怖の扉が開いた瞬間でした。
撮れた画像を見てみると、いつの間にか飲み込んでいた小石や枯れ葉がしっかりと写っていました。「いつの間に!?」と愕然としましたが、これらを出すために排泄を促す点滴を打つことに。
看護師「1週間後に来てくださいね」と優しいお言葉。
そっと〇月〇日来院と手書きのメモをもらう(ぬくもり・やさしさを感じます)
そしてレシートには高額の医療費が「23,485円」(現実に帰還)
再検査のため来院。そしてレントゲンを撮り、確認してみると……「まだ残っとる!!」。また排泄を促す点滴を打つことに……。この点滴は皮下点滴なので犬がブヨブヨになります。
看護師「一週間後に来てくださいね♡」と悪魔の言葉をいただく
そっと〇月〇日来院と手書きのメモをもらう(優しさの裏にトゲを感じ始めます)
そしてレシートには高額な医療費が「8,580円」(ブヨブルを連れて帰還)
さらに1週間後。先生が愛犬を診察室の裏へ連れて行く姿を見送る。
受験結果を待つ心境です。
診察室の向こうから歩く音が……。そして、高鳴る鼓動ともにそっと扉が開きました。
「胃の中の異物がきれいにとれていますね」
合格です。
なぜだか達成感がありました。登山家なら登頂して頂から見える景色です。そう晴れ渡った遠くまで見える景色です。そして前進を告げる朝日が見えました。
しかし先生から「まだ腎臓の数値が高いので(胃の中に異物があると少し高くなることがあるみたいです)、胃の中もきれいになったので、来週再検査して、去勢手術日を決めましょうか」とのお言葉が。
看護師「一週間後に来てくださいね♡♡(任務達成、おめでとうございます)」というお優しいお言葉をいただく。
そっと〇月〇日来院と手書きのメモをもらう(入学式予定日、春を感じます)。
そしてレシートには高額の医療費が「10,340円」(ノーマルブルを連れて意気揚々と我が家に凱旋)
妻と協議の結果、この一週間は愛犬には悪いのですが、散歩禁止条例を発動し、強固な対策を取ることにしました。
そして病院に行く当日、家庭菜園に水をやり、観葉植物のライトをつけ、妻は鶏に朝ご飯をやりと、いつものルーティーンをして、愛犬を病院に行く用意をしていました。
病院に行く10分前、上着を着ているときに床に何か黒い物体が……。
やばいと思って、すぐさま対処しようとする私。
興味津々「なにアレ?」の愛犬が急接近してくる。
それを阻止しようとする私。
迫りくる愛犬。
それは瞬きすら許さない一瞬でした。
「パク」
口の中に手を入れて出そうとしましたが、ときすでに遅し飲み込んでしまいました。
犬を初めて飼った方ならわかると思うのですが、オモチャなどがとても増えます。興味を持って犬用の知育玩具(ドッグフードを入れると蓋が閉めれるようになっており、愛犬が入っているところを探す玩具です)を買っていたのですが、その裏面のすべり止めゴムが外れており、それを飲み込んでしまいました。
意気消沈で病院に連れて行くと、先生に「どれくらいのものを飲まれましたか?」と聞かれ、大きさも把握していなかったため、知育玩具を取りに行くことになりました(もし何か飲み込んだら、写真を撮ることをおすすめします)。現物を見せるといつ飲まれましたと聞かれ、「1時間ほど前です」と答えたところ、まだに時間が浅いため、吐かせることにしました。愛犬が戻ってくると先ほどまでは、先生に尻尾を振って(うちの愛犬は小さい尻尾があり、人がとても大好きです)いたのが、とても怯えて、唸っていました(裏で何があった?)。無事、吐かせることはできたのですが、前回のブログにも書いた通り、エアコンが不調で温度が下がらなく危険なのと、これから真夏日になっていくことから、延期となりました(日は登り、また沈む)。経過観察のため、また来週来てくださいとのこと。
またこの吐かせる「催吐処置(7,000円)」がかかります。
看護師「胃の薬をお出ししてますので、一日二回お願いします」
そっと〇月〇日来院と手書きのメモをもらう(感情がありません)
そしてレシートには高額の医療費が「16,280円」(夫婦ともに肩を落として帰還)。
エアコンの保証期間がまだあったことあり、業者を呼んで基盤とかを変えてもらいました。しかし、それでも冷風が出ない状態で、業者が言うには風を出すフィンにホコリが溜まっており風が出にくい状態になっているのでエアコンをクリーニングしたほうがいいとのことで、エアコンをクリーニングをすることに。これがまた高いこと、安い業者を選んでやってもらってのですが、それでも25000円(エアコンを分解してすべて掃除してもらいました)します(泣)。エアコンを直すのに1か月ほどかかりましたが、しっかりと冷風が出るようになり除湿器と併用して室内の温湿度管理は準備万端。
それと、エリザベスカラーですが、病院から青色のエリザベスカラーを貰っていたのですが、妻がどうしても術後服(エリザベスウエア)なるものがあるのでほしいと、それがあると首につけなくてもいいらしく、愛犬の快適さを考慮して購入しました。
久しぶりに病院にやってまりました。
さて再検査を行います。レントゲン・腎臓の数値はどうでしょうか?
先生が入ってきます。息をのみます。
「胃の中に異物もなく、腎臓の数値もいます戻っていますね」
なんたる、賛美のお言葉。先生の後ろに後光が差し込んでいます。手術日を決めて手術前のしておくことの説明を聞きます。手術前には「前日は夕食を与えない」「朝9時以降は水を与えない」「夕方7時くらいにお向かいに来てください」と説明を受けました。また手術前で「明日頑張るから少しならいいかな」と思ってオヤツ等を上げてしまう飼い主さんがいるみたいです。上げてしまっては振出しに戻りますので、ここは鬼になったつもりで、絶対上げないでください。
看護師に手術日の三日前に再検査をしますのでよろしくお願いします。
そっと〇月〇日と手書きで書いてあるメモをいただく(ゴールが見えてきました)
そしてレシートには高額の医療費が「23,210円」(笑顔で愛犬に見せる)
やっとこの日が来ました。考えれば思い立った日から実に3か月。長かった「拾い食いの戦い」も今日で終止符です。
準備は万端。朝一番で愛犬を預け、祈るような気持ちでお迎えの時間を待ちました。
19時、病院の扉が開くと……。
普段は私たちを持てもあまり尻尾を振らない愛犬が、見たこともないほど「プリプリ」と尻尾を振って、妻の胸に飛び込んできたのです。よほど心細くて、頑張ったのでしょう。
家に連れ帰ると、妻の膝の上にずっとのってフレブル独特の「ブーブー」といって甘えっぱなしでした。
先生からは「今夜のご飯は、いつもの半分にしてくださいね」とアドバイス。
家に連れ帰ると、妻の膝の上から一歩も離れようとしません。部レブル独特の「ブーブー」という鼻を鳴らして、甘えん坊モードです。
その甘えた「おっさん顔」を見ながら、心から「本当にお疲れさま」と声をかけ、ようやくわが家の長い戦いは幕を閉じました。
医療費「3,0140円」
🔳涙の領収書まとめ
| 初回検査・点滴・ネッカー | 27,665円 |
| 催吐処置(ゴム)・レントゲン | 22,330円 |
| 腎臓数値チェック・通院 | 29,590円 |
| 予防薬・仕切り直し検査等 | 33,210円 |
| 去勢手術当日 | 30,140円 |
※この他にもエアコンクリーニング代25,000円や術後服の代金も掛かっています。
総合計 172,469円
最後に
いろいろと大変な思いもしましたが、無事に抜糸まで終えて元気走り回る愛犬を見ると、「頑張ってよかった」と心から思います。
わが家の出来事が、誰かの教訓になれば幸いです(笑)。
Life
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